株で儲けたら税金がかかります
当然ですが、どんな方法であれ、お金を稼いだら税金がかかります。
株式に関する税制は、それほど複雑ではありませんから、安心してください。
というか、特定口座という便利なものがあって、源泉徴収ありを選択すれば、税金は自動的に天引きしてもらえるので、税金のことなど考えなくてもいいのですが。
まあ、その前に儲けないとどうしようもありませんね。儲からないことには税金もかかりませんから、余計な税金の心配をする前に、株でしっかり利益を出しましょう。
この記事のもくじ
株式投資に関する税金
まず確認しておきたいのは、株式投資にかかる税金は、分離課税だということです。
日本の所得税では、貧富の格差を軽減するために、所得の多い人ほど税率が上がる累進課税制度を採用しています。よって、全ての所得が合わせて一定基準を超えると税率がアップしていきます。しかし、株の税金は分離課税なので、全ての所得の合計に入れずに、別物として計算します。
株式投資にかかる税金は大きく分けて2つです。キャピタルゲインにかかる税金と、インカムゲインにかかる税金です。2003年から制度が変わった為、今ではどちらも10パーセントです。
2008年4月以降は20パーセントとなります。
株式投資にかかる税金は、あくまで利益に対してです。損をすれば一切払うことはありません。その年に、100万儲けても110万損をしたら、儲けは無いので税金はかかりません。
さらに、2003年の制度変更で、損失の3年間繰越制度ができました。利益と損失を年が変わっても3年間は相殺することができるようになりました。つまり、今年100万儲けて200万損したら、来年も再来年も100万円分(今年損した分)までは儲けても課税されないのです。
税金はどうやって払うの?
以上が株式投資にかかる税金ですが、実際どのようにして払えばいいのでしょうか。
サラリーマンの税金は天引きされているので、確定申告しなくてもいいのですが、株にかかる税金はしなければいけません。
でも、証券会社に特定口座を申し込み、源泉徴収ありを選択すれば、証券会社が申告を勝手にやってくれます。
結局これを申し込めば、税金の事なんか気にしなくてもいいのです。
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