クレジットカードの支払いの方法
前述の通り、クレジットカードは、ショッピングの現場では実際に支払わずに、後からまとめて支払いを行います。つまり、クレジットカード会社が店へ代わりに支払いをしてくれ、後から消費者がクレジットカード会社にお金を返すといった仕組みになっているのです。
そういった訳で、クレジットカード会社に、お金を支払う(返す)ことが必要になってくるわけですが、支払いの方法にはいくつかの種類があります。まずは、一括払い。次に分割払い。そして、リボルビング払い(リボ払い)です。それぞれの支払方法の特徴は以下で詳しく述べたいと思います。
この記事のもくじ
一括払い
クレジットカード会社への支払いを、1回で行う支払方法です。クレジットカードの使用は一種の借金でもあるにもかかわらず、一括払いでは金利が取られません。この方法でのクレジットカードの使用では一切料金がかかりませんので、安心して使えます。とはいえ、普段の買い物で一括払いでクレジットカードをわざわざ使う方もいないでしょうから、ネットショッピングでの使用がメインとなると思われますが、今後はネットショッピングが盛んになるでしょうから、この支払方法の比率も高まることでしょう。ネットショッピングの際に一番の懸念は料金の支払い手数料ですが、一括払いでのクレジットカードの使用は利用料が一切かかりませんので、銀行振り込みや代金引換よりもお得です。
分割払い
一括払いは、手数料がかからないものの、一括で支払えるだけのお金があれば現金で買うことが多いので、ネットショッピングでの使用や海外での使用がメインでしょう。普段使う場合に多いのが、分割払いではないでしょうか。分割払いとは、クレジットカード会社への支払いを、一括ではなく分割で行える方法です。
お金が無いけどほしいものがあるとき、クレジットカードで買っておき、クレジットカード会社への支払いは月々分割で行えるのです。
(例)
(例)
一括払い(4万円) | |||
1ヶ月目(2万円) | 2ヶ月目(2万円) | ||
1ヶ月目(1万円) | 2ヶ月目(1万円) | 3ヶ月目(1万円) | 4ヶ月目(1万円) |
4万円の買い物をした場合、一括払いは月末に4万円をクレジットカード会社に支払います。一方、分割払い(4回払い)の場合は、4万円÷4=1万円づつ4ヶ月に渡って支払います。分割払い(2回払い)の場合は、4万円÷2=2万円づつ2ヶ月に渡って支払います。これなら、今お金が無くとも、欲しい物を買うことができます。ただし、分割払いは完全な借金ですから、金利手数料がかかります。
リボルビング払い(リボ払い)
リボルビング払いとは、いくらのものを買ったかにかかわらず、毎月一定の金額を支払う、支払いの方法です。つまり、支払い回数ではなく、毎月支払う金額を決め、分割して払う支払方法です。
(例)
一括払い(8万円) | |||
1ヶ月目(2万円) | 2ヶ月目(2万円) | 3ヶ月目(2万円) | 4ヶ月目(2万円) |
一括払い(10万円) | ||||
1ヶ月目(2万円) | 2ヶ月目(2万円) | 3ヶ月目(2万円) | 4ヶ月目(2万円) | 4ヶ月目(2万円) |
上の図は、リボルビング払い(1ヶ月の支払い2万円)で8万円の買い物をした場合です。
分割と同じように感じるかもしれませんが、こちらは先に1ヶ月あたりの支払額(2万円)を決め、
その結果8万円÷2万円=4回払い、が導き出されているのです。下の図は、同じリボルビング払い(1ヶ月の支払い2万円)で10万円の商品を買った場合です。同じく10万円÷2万円=5回払い、となります。
また、リボルビング払いでは、最初に買った商品の支払いが終わらないうちに、新しい商品をリボルビング払いで買った場合、月々の支払額は増えず、合計で支払う額が増える=支払い回数が増えます。
分割払いとリボルビング払いの違い
分割払いは、支払い回数を決めて、それにより1ヶ月あたりの支払額が決まります。一方のリボルビング払いは、1ヶ月あたりの支払額を決め、それにより支払い回数が決まります。
また、分割払いでは、一つの商品の代金を何回かに分けて支払います。よって、もう一つ商品を買った場合は、全く別物として分割して支払います。一方、リボルビング払いでは、いくつか商品を買うとき、別々に分割するのではなく、まとめて総額とし、それを月々の支払額を決めて支払っていきます。よって、利用限度額以内なら、いくら買っても月々の支払額は一定です。
クレジットカードカテゴリの人気記事
まだデータがありません。